ちょっと(?)真面目なお話。
長いので、読みたい人だけ。でも、出来るだけたくさんの人に読んでほしいです。


児ポ法のことであります。


…俺個人、ないし俺に共感してくれる人の"感情論"は、議題の倒錯を産むので後回しにしましょう。

ともあれ、「否定的」とも「肯定的」とも受け取らないで、まずは「中立」として、読んでください。
『俺が間違ってるかどうかは、また別の話です』


法案をかいつまんでわかりやすく言うと、
「幼いカンジの女の子の、色っぽそうな画像持ってたら、逮捕かもしれないよ?」
と、いうことです。

…言いたいことは数多ありますが、論理的にコメントすると、実に「説明不十分」。

人がものごとの進行に求めるものは、「ものごとを行う理由」「発生し得るリスクとリターン」と、それらに基づく「具体的な数字」であると、俺は思っています。

まぁ、案の定というか…このうち、何一つとして解釈されていませんね…

「なぜそれが必要なのか」「それを実行した際に何が起こるのか」「何が減り、何が増えるのか」
そのことをしっかり明示できるならば、俺みたいな猿でも理解できる法案ですが…

それらが解釈されていないばかりに、様々な臆測が飛び交い、混乱を生み、論拠が曖昧なまま、極端な「いいよ」「ダメだ」の言い合いになることは火を見るより明らかです。

事実、これが可決した結果「何が」「どうなるか」まで理解しないまま、自分の意志を否定する人を敵と見なしている人が、現状は大半だと思います。もちろん、自分もよくわかっていません。


さて。
ここが最重要です。この法案の穴であり、勘違いのポイントは、

「子供を護るための法ではない」

というところ。
誰しも、「子供を護るためなら…」と勘違いしているかもしれませんが、この法案を可決させることによって、「決定的な数値的変化」を起こすことは、ほぼありえません。

間違っても、犯罪数と繋げて考えてはいけません。
「表現を統制する」ことが「子供を護る」など…明らかに無関係であるとは思いませんか?

結果として国民に発生するのは
「個人の表現の締め上げ」
「自由の侵害」他
それらであり、これはもはや違憲とも言える事態です。

「子供を護るための法ではない」。
…強いて言うならば、「犯罪者数を増やすための法」です。

…もちろん、結果として、僅かとも限らない犯罪の抑止に繋がるかも知れません。
良い面はありますが、現段階では正直、判断しあぐねます。それらの判断材料を国民に提示し、リスクとリターンを明確にする義務が、提案者にはあります。

だからこそ、今はただ「説明不十分」ということです。



ここからは下は個人の見解。
上記に共感してくれる方も、不愉快な単語が出てきたらすぐさま逃げることをオヌヌメします…













腐ってる。
国民に勘違いの意識を扇動して、賢しくも「子供を護るため」なんて謳う、そのひねた悪意…子供を護る直接的な手段なんて、俺ですら腐るほど思いつくのに。
「集団下校の義務化」
「あらゆる監査の強化」
「PTAに係る利権の見直し」
「単純な防犯意識の強化」
「教育そのものの見直し」
「家庭訪問や懇親会の頻度」
「防犯装置の開発」
なんだったら、まだ言おうか?
少なくとも、短絡的な思考で子を作った"親かぶれ"には、この語り合いで負ける気はしないね。

…例え、それを束縛ととられても…本気で身を挺し、魂を悪魔に捧げてでも「子供を護る」
そのほんの一心に於いて、どうして俺みたいな青二才に劣るような馬鹿げた行為に墜ちるんだ?
今回のことと、子供を護る意識の薄さ…無関係とは言い難いね。


敬愛する ―というと語弊があるかも― H氏がもし、このことにコメントをするとするなら、氏の立場も踏まえると「ノーコメント」だろうな。

ちょっと突っ込んで言うなら「訳が分からない」とか、「意味不明」とか、それこそ「説明不十分」とか。見えるものが少なすぎるのに、それを無理矢理にこじつけようと考えるような顔真っ赤なお歴々に、掛ける言葉もあろうハズは無いだろうからなぁ…


国あっての人じゃない、人あっての国なんだよ!
意志のある国民を蒙昧と思ってたら大間違いなんだよ、お上のクソ食らいども!ホンット回りくどいったらねぇわ!
小賢しい猿真似ばっかやってねぇで、てめぇらの深慮遠謀を振るって論破するってんなら、真っ向からかかってこい!
論拠と根拠と証拠と理由で以て、立て板に水を流すがごとく、その腐り切った虚妄の正義を叩き潰してやる!!


…ま、論争するにしたって、見えるものが少なすぎて、小火も起こせないレベル。よほど"具合の悪いもの"を抱えているに違いないんだろうな…俺はこんな無価値な法案より、むしろ"そっち"の方が心配だ。
まぁ、こうなると若干、陰謀論めいてくるけども…

だってさぁ…こうまで「現実的に有効でない」策を出してくるって、さすがに頭おかしいと思うじゃん?国民にとっては無意味どころか、有害ですらあるんだ。
何か、こう…目に見えない(見えづらい)、ヨクワカラナイものに扇動されてる気配すら感じる。

今回のこの法案、ただの布石か目眩ましか…
だとするなら、この圧政に乗じて何か画策をしてるってことだよね…

もしかしたら、「自由」「表現」「情報」そのものの温床であり、政治にとっては目のうえのタンコブでもある「ネット」の弱体化でも狙ってるのかね…?
せわしないことだよな。見えない敵と戦ってるんだ、まぁ、霞を掴むよりは簡単だろうwwwww


俺の考え過ぎなら、この上なく嬉しいんだけどな…

コメント

平塚あかり
2013年6月20日10:46

んー、私のような悲しい気持ちになる子供が増えることを国は解らないのですよ。
だって、それを取り締まれば、じゃあリアルで!という人はこの現実世界でかなり多いのです。なぜか?善悪がみんな判断つかなくなってきてるから。
もっともっと深いところを国が見ないと、きっと足元掬われちゃう。掬われた後に、このトラウマを抱えて死を選ぶ子はどれだけ増えるんだろうね

MiracleSinger
2013年6月20日12:19

>あかり
不条理過ぎるよな…
本当に子供を想えるなら、こんな回りくどい、しかも無為以下な法案なんて考え付かない。
根本の解決になってないのは、誰にだってわかるはずなんだよ。

安直にそれに同調してる人たちは、現実に起こること、起こってること、どの程度わかってるんだろうね。


俺は無力だけど、泣いてる子供の手を引いてあげるくらいならいくらでも出来る
それでほんの少しでも子供が笑顔になれるなら、俺が不幸を煩おうが知ったこっちゃない

なんで"そんな簡単なこと"も出来ないんだよ…

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