まんぐらぁ

2012年11月10日
最近みなさんが解り始めた、「屑肉の刻み獣」の強さを淡々と語ろうと思います。

●長所
まずなんといっても、アグロでマナクリーチャーから、2ターン目に三点を安定して叩きだせるパワーです。
単純な絶対値の打点で言えば、場に出て以降2ターンは(数値上は)「ロクソドンの強打者」を上回る9点。値ったらさいきょーね()
対抗馬となる上記のスマイターや「ケンタクルスの癒し手」は、刻み獣と比べると少し消極的な性能に思えます。色の違いこそあれ、1ターン、より多く打点を出せる魅力は大きいと感じる瞬間が多くあります。

●対ビートダウンの性能。
攻勢に回れば、能力『活用』のプレッシャーもバカになりません。
中盤以降の「修復の天使」なんかが+3/+3強化されようものなら、飛行が過疎化しつつある昨今の高速アグロも除去の採用を余儀なくされます。低マナ域の「スレイベンの守護者、サリア」などを踏み潰し、死んでも後続、特に飛行勢力の打点向上に大きく貢献する可能性を持ちます。

マナクリの事故・後手などで守勢になる場合も、3/3のサイズで「銀刃の聖騎士」や「墓所這い」などをあまねく抑えられます。攻めることを第一としたデッキであれば、サイズ差の多少よりも『速攻』を重要視できます。

●対コントロールの性能
加速から2ターン目に出る3マナ圏の強さはもちろんですが、『速攻』と3あるパワーによって、単体で比較的容易に打点を稼ぐことが出来ます。
複数積むことでプレッシャーにもなります。カウンターが手に無い段階では明らかに除去を誘うサイズであり、長期的に見た場合「本質の散乱」では完全な対抗策になり得ません。自身の『速攻』が、自身の『活用』と噛み合っている点が強み。少々重くはありますが…
バウンスは『速攻』を備える刻み獣には悠長であり、タフネスも相まって「瞬唱にパワーがもう一つあれば」という光景も、ままあります。
ライフ数点の「スフィンクスの啓示」を頼る相手に、「怨恨」と組んで駆け抜けることも少なくないはず。

色拘束に優しく、打点に優れ、コントロールにも強い。
明確な除去耐性があるわけでも、前述のカード達に一様に勝るというわけでもありませんが、総じて、まさに「ビートダウンに向いた性能」と言えるはずです。

●短所
ベタ誉めですが、緑白に考え無しに色を足したりすると普通に事故ります。ブリザック無しの年末の北海道みたいな(えっ
軽さによる安定性を重視するならば「絡み根の霊」「議事会の召集」
中速デッキでは殊更優秀な「ケンタクルスの癒し手」「国境地帯のレインジャー」
戦闘が有利な「ロッテスのトロール」
など、特化すれば、上はいくらでも探せると思います。

ただあくまでも、カードパワーに足り、本領を発揮出来る、「環境」に見初められたカードであると、自分は考えています。

アンコモンにして、これぞクリーチャーというカードだと思います。
かの「血編み髪のエルフ」とかいうただのアドバンテージクリーチャーとは一線を画す、まさにクリーチャーの鑑。こうでなくては。

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